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当院では宗旨宗派は問わず、御葬儀・御法事を承ります。
ご遠慮なくご相談ください。
*特別なご希望がなければ祭式、お経は真言宗にて奉修いたします。
ご希望の方には、葬儀社や他宗派の御寺院様をご紹介して、当院本堂にての法会も可能です。

ご葬儀は何のため?

仏式にて葬儀を行う際、宗教的な意味合いに於いて最も重要なのは、故人に成仏していただくという事です。
成仏とは、文字通り佛様に成っていただく=迷い、苦しみから抜け出て悟りを開き、絶対安楽の境地に住していただくことが最高にして唯一の目的であります。
佛に成る為には、佛の教え(佛教)に入門し、佛弟子に成っていただく必要があります。
その入門の作法を行い戒律をお授けし、其の後に戒名の授与を行い、密教にとって最も重要な灌頂の印明をお授けするのが引導作法の一連の流れです。
お葬式中の時間配分でも最も時間を長く割いて丁寧に行われます。
この引導作法は御葬儀の根幹であり、引導無しで御葬儀を行う事はできません。

本来ならご生前中にお授けすべきであった引導を亡くなった直後にお授けし、佛弟子としてあの世にお送りするのがご葬儀です。
その過程に於いて戒律を授け、新しいお名前として戒名をお授けいたします。
新しく生まれ変わった気持ちで、新しいお名前で生き直していただく訳です。

なかには戒名は要らないと言う方もおられますが、戒名も無しで成仏させて欲しい等と言うのは、言い換えるなら学校の校門前で「入学はしません。けれど卒業の資格をください。」と言われるのと同じです。